フリースタイルリブレがやってきた

もう1年くらいずっと恋い焦がれてきた『Freestyleリブレ』が我が家にやって来た。

もちろん勝手に来たりしない。と言うか、こんなに苦労するとは思っていなかった。

フリースタイル リブレ

ここを見ているモノ好きさんは知っているかもしれないけれど、自分でも復習のために『Freestyleリブレ』とは何ぞや?から説明するね。

Freestyleリブレって?

血糖値のセンサーの一種。アボットジャパン社より販売され、2016年の12月にようやく承認が下りたばかりの新しい機器です。(Freestyleリブレ公式サイト)この機器が画期的なのは、今まで特殊な機器を装着して行うか、毎回指先を穿刺して測っていた血糖値測定が、比較的簡単に14日間継続的にモニターできるようになることです。

私が今まで行っていたのは、血糖自己測定SMBG(Self-monitoring of blood glucose)測定の度に指先から少量の血液をとって計測するものでした。当然計測する回数に限度があり、大まかな血糖変動しか見ることができません。

従来の24時間監視するシステムとしては、皮下に埋め込んだセンサ―を利用して1日数回のSMBG値で補正をしながら持続血糖モニタリングを行うCGM(Continuous glucose monitoring)があります。取り扱いが難しいうえに、対応できる医療機関が限られていて、インシュリン注射の接種量を決めるための補助測定装置といった位置付けのようです。(当然私みたいな糖尿病予備軍には使わせてもらえない)

対して、この『Freestyleリブレ』はFGM(Flash glucose monitoring)と言うそうです。針のついたセンサーを体に装着して、読み取り機で随時血糖値を読み取ることができます。こちらは血液中の血糖値ではなく、皮下間質液中のブドウ糖を計測するものだそうです。(そうだよね。14日間ずっと血液を吸い続けるわけにはいかないよね。って吸血鬼みたいな想像しちゃった)

リブレの血糖値測定は15分おきに24時間×14日間。

つまりSMBGで同じだけ測定しようと思ったら、寝てる間も含めて合計1344回針を刺さなければいけない!それなんて地獄。

Freestyleリブレに恋した理由

いえ。恋しているとは過剰な表現ですが、最初につけてみたいなと思ったのは毎度おなじみブドゥ党党首の実験を見てのことでした。またかと思った御仁もおいででしょうが、私、忠実なブドゥ党の僕なので聞き流しちゃってください。

党首は、まだ日本で認可される見通しも立たない時期に、ヨーロッパで先行承認され販売されていたものをe-Bayにて個人輸入して実験したツワモノです。(そして1回実験しただけで、あまりの痛さに挫折なさったという噂)

痛いの嫌だなぁと思っていたところ、糖質セイゲニストin北九州の主宰者であり「糖質制限」が子供を救うという本の著者でもある、三島塾の三島学先生が「全く痛くないよ」と教えてくださり、さらに奥様や子どもさんも装着されたということでした。

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うーん気になるー!

それでも個人輸入するには、あまりにも高騰した価格に二の足を踏んでいました。

ようやく、日本での承認がされたのが2016年12月。

個人輸入の時代から、Freestyleリブレを装着されていたブドゥ党仲間の佐々木カルフ氏が真っ先に購入され、その感想をブログ(トウシツセイゲニストモキモチ)でUPされるたびに気持ちは募るばかり。

実は、今年の1月の血液検査でまたHbA1cの値が悪化していて、自分の血糖コントロールがきちんとできているのか自信がなくなってしまっていたのも持続血糖測定してみたかった理由の一つでした。って、一番はこれでしょー!

とりあえず注文してみる

主治医の定期健診は終わったばかりだった上、遠方なのでまずはダメ元で、いつも薬を受け取っている調剤薬局にネットで見つけたチラシを持って行ってみた。これ取り寄せお願いできますか?

「はいわかりました。うちでは扱ったことがないので来たら連絡します」

この時点でちょっと嫌な予感はしてたんだよね。連絡用の電話番号伝えて、5日。

「モノはこちらに届いたのですが、本社から販売価格が決まっていないのでお売りすることができません。お急ぎでしたら他の薬局で・・・」

いそいでいるわけではないし、できれば続けて使うかもしれないからいつもの薬のついでに受け取りたいので、本社からの返答をお待ちしますと答えて4週間。途中2度ほど他の用事で行っても進展なしで、全くのなしのつぶてに業を煮やして薬局に行くと

「主治医から指示書を出していただかないと販売できません」

指示書があれば価格はもう出たのかと聞くと、価格は決まったとの返答だったので、主治医のところに行き、主治医から直接電話で指示書の書式を聞いてもらうとアボット社の指定のものが必要との返事が来ました。その日はもう間に合わないので帰宅したところ後日

「もうじき保険認定されるので、当薬局では販売をそれまで見合わせます」

!!!

さんざん待たせた挙句、主治医から電話までさせておいてなんだそれ。

この結果までヽ( ;゚д゚)ノアンビリバーボ何と45日。

結局他の方に紹介していただいて別の薬局にて購入させていただきました。この恋はなかなか難しい道のりのようです。ちなみに購入させていただいた薬局でも品薄なので次がすぐに入荷するかはわかりませんとのことでした。

ハァ…( ;-ω-)=3―

手に入るまでで長くなり過ぎたので、装着はまた別の記事で!