健康徒然るまでの話⑥

さかのぼって子どものころから、私は虫歯が多かった。

虫歯がいっぱい

小さいころならともかく、高校のころにはすでに虫歯が多い自覚があったので(中学校のころ学校の歯科検診で虫歯を指摘されて歯科に行くと、大小14本もの虫歯があったっていう)歯磨きは欠かさずにしていたはずなんだけど。

高校のころに家から徒歩5分の処に新しく歯科ができて、きちんと通っていたはずなのに、毎年学校の検診で指摘されて通う始末。

それは社会人になってからも変わらず「この歯医者手抜きの治療してるのかな?」って、あらぬ疑いをかけてしまうほど。でも、同じ歯医者に通う妹はそんなに虫歯が無かった。あ、でも母は多かったかな、虫歯。

子どものころに親(主に母親)から、口内細菌が移されるらしいという知識があったので、妹と違って私は母の虫歯菌を受け継いじゃったんだと諦め、虫歯を自覚するたびに歯科に通っていました(さすがにあまりにも、虫歯になる頻度が多いのでセカンドオピニオンとは当時は言ってなかったけど、別の歯医者に通ったりもしたけど変わらず)

という感じで、頻繁に歯科に通うのに違和感を感じなかったのだけれど、一度これはもう勘弁してほしいという目にあいました。

親知らず

それは第2子妊娠中。

もうそろそろ臨月にはいるので上の子と一緒に里帰り出産をしようかという頃、突然奥歯に激しい痛みを感じました。

いやいや今頃虫歯かいっ?!と思ったのは、間違いでした。親知らずでした。

ホントは撮らないほうがいいんだけどと言われつつ、大きなおなかにずっしり重たい鉛のエプロンをかけられて写した奥歯のレントゲンには、真横に向かって生えている大きな親知らずが…。

「妊娠中は痛み止めを出せない」

という絶望的な宣言とともに、うがい薬で多少痛みが引くかもしれないと、渡され帰ったものの。隣の歯をグイグイ押してる親知らずの痛みが治まるわけないじゃーん!夜中も痛みで何度も目覚めるひどさ。

程なく里に帰り、里帰り出産先の産婦人科に親知らずが痛くてたまらないからどうにかしてほしいと訴えても、そちらも「痛み止めは胎児に悪いから無理」の一点張り。「むしろ抜歯の局所麻酔のほうが胎児に影響少ないから抜いてもらったら?」

高校の時から通っている歯科に行くと「まっすぐならすぐ抜けるけど、ここまで横に生えてる親知らずは簡単には抜けない」

もう、お先真っ暗。痛みとストレスで、わけわからない日々。

 

で、結果どうなったかというと

予定日より14日早く長女誕生。(ノ≧∀)ノわぁ~い♪

なんて親孝行(あ、私小柄で骨盤の大きさが人より小さいようで、予定日までお腹に入れておけないみたいです。第一子10日・第二子14日・第三子は17日早く生んじゃいました。)

生まれてすぐに「とにかく親知らずが痛いので鎮痛剤くださいっ!」って言ってもらいました。これでぐっすり眠れるっ(結局、後陣痛の痛みとおっぱいの腫れで痛くて寝れなくなるんですけど)

落ち着いた頃、忘れずにその親知らずはしっかり抜きました。

実は第三子の時にも別の親知らずが痛くなったというオチもあったんですけどね。妊娠中の成長ホルモンの影響とかあるんだろうか…。

いずれにしても、妊活したいと思う人は(そんな人がここを見ているかはともかくとして)歯科にも通おうね!という、切実なお話でした。

(あと、私の虫歯が多い理由については別の機会に!)