最初の一歩

下着がずれるのは加齢で体形が変わってきたから、と自覚してまず始めたのは運動。

でも自慢にならないくらい、子供のころから運動が苦手で嫌いだった私、定期的にジム通いなんて、すぐにやらなくなる自信がありました。(ホント自慢にならないですね)

友人からの誘い

でもちょうど、友人が体操教室をはじめるから、体験しに来ない?と誘ってもらったので、行ってみることにしました。こういうタイミングで声がかかるっていうのは、ご縁があるからに違いないと思って。

友人の体操教室は、基本月2回2時間で終わります。

そのうち実際に体操するのは30分ぐらい。あとは座学というか、講師である友人の講話と「腸体操」になります。

腸体操って?

腸体操というのは、見た目は腸のマッサージのような感じです。でも実際に腸を動かすのは自分自身の蠕動力になるんですね。腸の蠕動力が落ちていることで、いろいろな体の不調を起こすことは間違いないんだけど、それを回復するのに対して、この教室ではお腹の上から圧力をかけるのです。

仰向けに寝て軽く膝を曲げ腹式呼吸を意識して、それに合わせて講師がお腹を時計回りに圧力をかけることで、5分ほどで本当に腸の動きが改善するんです。

腸もある意味「筋肉」によって蠕動しているのですが、その筋肉が緩んだりたるんだりすることで蠕動する力が低下しちゃうそうです。その原因は、食べ過ぎ

腸に限らず「筋肉」は、伸びた状態で負荷をかけられることにより、伸びきったバネが戻る力をなくすように弛んでしまう。というのが、この友人の体操教室の基本です。

伸びたバネを戻すにはギュッと縮めて圧力をかけるでしょう?筋肉も同じで、縮んだ状態で力を加えることで、本来の力を取り戻すのよ。

腸の力を取り戻す

三食欠かさず食事をすることによって、腸は24時間休みなく働き続け、便秘で膨らんで伸びきった状態で負荷をかけられたことで、蠕動する力をなくし、様々な不調をおこしていると考えられています。

腸の蠕動力を回復するためには、講師による「腸体操」と、「16時間絶食」(=8時間ダイエット)を勧められています。16時間というのは、食べ物を口にして、胃から十二指腸・小腸・大腸・直腸を経て大便として排泄される標準時間。次の食事を始めるまでに、全部すっかり消化吸収が終わり、内臓がゆっくり休むことができるという理由です。

そして更年期以降の女性で、お腹がポッコリ出ている人のうち、腰の痛みと膝の痛みを訴える人のほとんどが、この腸の蠕動力(=腸力)の低下があるそうです。

筋肉ではなく筋力をつける

あとは、

中年期以降の人が筋力トレーニングをするのに、ジムで行うようなマシーントレーニングは必要ありません。もちろんボディビルなどの筋肉隆々とした身体を作るためにはそれは必要ですが、あなたは二の腕ポパイみたいに太くしたいですか?違いますよね、むしろその下側の「振袖」を引き締めて細くしたいですよね。そのためには、筋肉量を増やす可動トレーニングではなく、静的なトレーニングが効果的です。

だって。

腸と同じ。筋肉を縮めて圧力をかける。その圧力は自重で充分だから道具はいらない。自宅で朝起きたときに15分ほど簡単な筋力トレーニングをすることで、引き締まった体を手に入れられるそうです。

今までの常識を疑ってみる

友人が教えてくれるのは、いろいろ目から鱗の情報で、いままでの自分の常識が本当は間違いかもしれないという可能性を感じることができました。

実は最初は眉につばつけて、この友人の体操教室の教えを試してみたのですが、予想外に効果を実感できたました(笑)

糖質制限という、今までの常識からしたら奇想天外な考え方を試してみようと思ったのは、この体操教室との出会いがあったからだと思います。