入口が自己血糖測定だったので、私の糖質制限は「いかに血糖値を上げる食べ物を排除するか」から始まりました。
結果として「血糖値を上げる食べ物」は、私の場合「主食」=お米でした。
お米を食べるとどうなるか
別の記事で血糖値測定実験結果を載せる予定ですが、ブドウ糖そのものや甘いものはもちろん、ゆっくりと分解されて血糖値を急上昇させないと言われていた「ご飯」でも急上昇してしまいました。
血糖値の目標を140までとすると、今まで食べていたお茶碗軽く一膳150gのご飯では多すぎでした。
それでもどうしてもご飯を食べたくて、何度も測定した結果が残っています。
2015/8/21 昼 ご飯150g 110→172→運動30分後 147
2015/8/24 昼 ご飯180g 80→163
2015/8/25 昼 ご飯60g 75→143
2015/9/28 昼 栗ご飯120g 84→173
ご飯60gって、ご飯茶碗の底にちょっと、しゃもじで一杯すくって入れるだけの量なんですよね。もちろん、ご飯だけを食べた結果ではなく、他におかずも食べているので、血糖上昇の数字はまちまちではありますが・・・。
共通項は、ご飯食べたら目標を超える。
実際にはそこまで血糖値を抑えるべきなのか、特に糖尿病専門医からは異論が出そうなのは知っているのですが、私が高校生の時に「血糖値が高い」と指摘された母が病院に通い、指導通りの食事・運動・服薬をしていたのに、まるで坂道を転げ落ちるかのように、この20年で糖尿病は悪化の一途、インスリン自己注射まで始めたを姿を見るとやり過ぎだとはとても思えなかったのです。次は、網膜症か、透析か。
ご飯、大好きだし、美味しいし、経済的なんだけど。
ご飯をはじめ、主食を取るのを完全にやめてしまいました。
お米を食べない食生活
よく、ご飯も食べないで、何を食べるの?って聞かれるのですが、おかずだけを食べる感じです。それでお腹が空かないの?とも言われますが、意外に慣れたら満足するようになりました。
多少おかずの量が増えることと、手抜きで安く作ることができるカレーや丼メニューがNGなので、手間は増えたかもしれません。(私が外出して食べない日に、家族のために用意していくメニューになってます)
代替食品は?
正直にいうと、時折無性にお米が食べたくなる日もあります。
パンであればブランパンなどの、血糖値を上げづらい食材があるし、麺類は代替麺が各種出ているので、それを食べることにしています。(でも、代替食品は5カ月ほどでさほど欲しくはなくなりました)
ただご飯だけは、こんにゃくで嵩を増やすものや、麦入りご飯などを試してはみましたが、家族に「まずい」と却下され続けてしまいました。今でもお米の代替食品には巡り合えません(笑)
結局、長く「禁断症状」に苦しみはしましたが、今は周囲の人が食べていたとしても、私は食べなくても平気になりました。自然に自分は食べないことを主張できるようになったんです。以前は言い出しにくかったけど、痩せるためではなく病気の予防とはっきり主張できるようになったのが大きいです。
そろそろ美味しい新米の収穫時期になってきましたが、去年ほど苦しまなくてもよさそうですね。
糖質依存からの脱却
といった感じで、自分が測った血糖値という指標で、なんとか糖質制限の最初の壁「糖質依存からの脱却」は行われたのでした。