大家族での調理に慣れてきたころ、めでたく子供を授かり、授かり、ついでにまた授かり、気が付くと三児の母になっていた私。
こどもと母と
子どもたちにはアレルギーなどもなく、比較的すくすくと成長してくれはしましたが、それでも一番下の子が幼稚園に入るまでは、自分の健康のことなどかまける暇もなく過ごしておりました。
上の子が幼稚園に入園し、集団生活を始めてからは例にもれなく感染症をもらってきてはほかの子に移し看病に追われる日々。
子どもの医療費の補助が、ちょうどうちの子の成長を追いかけるように制限年齢が上がっていき(3歳まで→小学校入学前の3月まで→小学校卒業まで)おかげで金銭的な負担は大きくなかったものの、通院する時間(病気をもらってくるときは、決まって繁忙期のため待ち時間も長い)などの負担はなかなかのものです。
お母さんの我慢
だから母親って自分の体調が多少悪くても我慢しちゃうんですよね。
思い起こせば2回ほど、1カ月くらい乾いた咳が止まらない風邪を引いたことがありました。微熱程度で何となく体がだるいくらいなので、家事はできたはずなんですけど。でもまぁ病院行ったほうがいいかなぁと思える程度の咳。なのに何故病院に行かなかったか?という原因は、長女。君だ。
長女は物心ついた時から病院が大嫌いで、1歳半のころには予防接種のために通う小児科の駐車場についたとたんに大泣きするほどの病院嫌い。年子のお兄ちゃん2歳半が「ちょっと痛いだけで怖くないよ。泣かないで。」と説得するも、たぶん自分の叫び声で聞こえてないだろうなぁというほどの騒ぎ方をする子だったので、私にとって病院は鬼門だったのだ。子供のために病院に行くことはできても、とてもちょっと調子が悪いくらいの自分のためには行きたくない。
季節が変わるころには咳も治まり、忘れていたくらいなんですけど。
その余波
なんでそんなことを書いたかっていうと、これだけはと毎年せっせと受けていた住民健診で、ある年【肺がん検診で異常あり】との通知が届きましたのさ。
え?タバコ( *゚ェ゚)y-~なんか吸ってないですよ?
でも検査しないと次年度の検診受けさせません!って脅しが書いてあったので、しぶしぶ通知に書いてあった病院へ行って、CTを受けました。
結果。
「えーと、検診で指摘された右の肺の上部のこの部分に確かに影のようなものがあります。ですが、ガンではなく炎症を起こして引き攣れたまま治癒した跡のようです。昔、肺炎を起こしたことはありませんか?」
肺炎?とんでもない!ないですっ。
「んー。もしかしたら、自分で治しちゃったのかもしれないねー。乾いた咳がずーっと止まらなかったことなかった?」
・・・あれか。
「とりあえず、問題ないってお返事書いて出しとくからー。」
このCT検査の後、3年後の検診でも再び引っかかり、同じ病院で同じ検査をし、同じお返事をいただく羽目になりました…。(もう肺がんのレントゲン受けたくない。トホホ( ;´д`)ノ|柱|)
というわけで、いくら子供が小さくても、自分の身体にも注意を払わないといけないよー。っていう、いい警告になりましたとさ。