健康徒然るまでの話②

献血オタク…とは言わないまでも、頻繁に献血ルームに通う青春時代(どんなんだ)を過ぎ、高校を卒業してすぐ就職。

就職してから

その間に健康にかかわってくる話としては、父が肝臓がんで入退院を繰り返すようになり、母も糖尿病とと高血圧で通院を始めることになった。個人病院が徒歩3分の位置にあったとはいえ、病院や病気って自分には関係のないものだと思っていたのに、それよりもっと大きな病院に頻繁に見舞いに行くようになり、人生ってわかんないなぁと思った10代の終わり。

闘病1年半で父は亡くなりました。

骨折で入院

その後また病院とは縁遠くなっていたつもりだったのですが、21歳の時に思わぬ事故で右腕上腕部の複雑骨折をしてしまい緊急入院。

なんでそうなったか理由はよくわかんないんだけど「手術をせずに自然治癒をめざそう」という治療方針で、ベットの上部に枠を作り、そこに右腕を釣下げて牽引…という入院生活が始まりました。

腕の骨ってひじから先は2本入っているんだけど、二の腕の骨は1本なんだよね。

で、その1本しかない骨を骨折しちゃうと、筋肉が縮んで腕の長さが変わってしまうので、常に引っ張ることでそれを予防しつつ骨の再生を待つという治療。

うん。理屈はわかった。で、質問があります。

  1. でも絶望的にバラバラに割れてるこの骨一体いつ再生するの?
  2. そして牽引始めたら24時間完全に固定されちゃうのよね?
  3. トイレは?ご飯は?

回答。

  1. 1か月くらい固定すれば何とか。
  2. 固定は24時間常にベットの上。
  3. トイレはベットの上で「おまる」的なものにして、看護婦さん呼んで処理してもらって。ご飯ももちろん寝たまんま左手で。

チーン。死 亡 _(8o」∠)_ 確 認

21歳のうら若き乙女の絶望たるや、想像できますでしょうか。

大部屋に入ったものの、同じ部屋の人は痴呆の入ったおばあちゃんばかり(手がかかるのは一緒か)暇をつぶそうにも動かせるのは左手のみ。本もろくに読めない(最終的には読めるようになったけど)基本的には、常時ウトウトしてました。

もうこれからの人生大概のことがあっても、これに比べたら大したことないやって思えました(笑)

さらに手術へ

さらに絶望的なことに、3週間経過後の骨の再生具合が芳しくなく、やっぱ自然治癒無理 ( ´・∀・)┌手術しましょーってことに。(ちなみに、レントゲンを撮りますって言われたときに、やったこれで起き上がれる!って思ったのに、レントゲン機械を病室に持ち込んで寝たままベット上で撮影された。)

カ¨━━━━( ゚Д゚; )━━━━ン 私の3週間返してーっ!

全身麻酔で、右腕の骨の隣に同じ長さのボルトを、ひじ部分から強引にねじ込んで固定するという手術の後は、もう普通に起きていいですよー。って言われました。

が。

3週間寝たきり状態だと、いくら21歳でも、まずベットで上半身を起き上がっただけで貧血のような状態で目が回ってくらくら。頭まで血液を送ることができないようです。立ちあがろうものなら、生まれたての小鹿よりも萎えた両足で立ち上がることもままならない状態。最初から手術してくれてれば、ここまで衰えることもなかったのに。ぶつぶつ。

まぁ若かったので(介助なしでトイレに行きたい一心で)その日のうちに歩けるようになり、特にリハビリもすることなく無事回復。

退院までおよそ40日。ある意味貴重な体験ができました(もう二度とゴメンですけど)