主食系の実験続いています。お次は「もち麦」という麦を混ぜたご飯で実験したいと思います。
こちらも、最近血糖値を上げにくいということで話題に上がっています。敬愛なる党首も実験済み。もち麦単品での実験もされていますが、デリケートな党首はお腹が大変なことになったそうなので、ご注意を。
もち麦とは?
こちらの実験で使わせていただいたのは、はくばくさんのもち麦ごはんという商品。普通にスーパーのお米売り場周辺で購入できました。
はくばく もち麦ごはん 50g×12袋入
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1パック50g入りで 炭水化物39.1g(内糖質32.6g・食物繊維6.5g)
以下はくばくさんのサイト「もち麦ってなあに」からの抜粋
パンは必ず小麦が原料だし、麦ごはんは必ず大麦が原料。(中略)大麦にはパンがふっくらするために必要なグルテンが全く含まれておらず、一方小麦は大麦ほど吸水率が良くないため、ご飯には向かないのです。
大麦の成分は小麦とよく似た成分ですが、大麦の成分で最も多いのは澱粉です。次に多い成分はたんぱく質ですが、小麦のたんぱく質であるグルテンは粘りがあり、パンや麺に適しているのに対し、大麦のたんぱく質はホルデインと呼ばれ、粘りがないのでパンにすると膨れませんし、麺にするとつなぎがないので切れ切れになります。
グルテンフリー素材らしい。そんな大麦の中でも、もち麦は
お米にうるち米ともち米があるように「もち麦」はもち性の大麦です。
もち麦は穀類の中でも食物繊維の含有率が高く、食品として見直されつつあり、特に水溶性の食物繊維が米や小麦に比べて多く含まれています。もちもちプチプチした食感と香り高い味わいが特徴です。うるち種ともち種はでんぷん(グルコース)の構造が異なります。
うるち種:アミロースとアミロペクチンにより構成されています。
もち種:でんぷんのほとんどがアミロペクチンにより構成されています。
アミロペクチンは枝分かれして網目状になっているでんぷんが絡み合い、炊飯時に粘性が強くなります。
より複雑な分子構造で、分解するのに時間がかかるみたいです。
実験の条件
そんなもち麦ごはんを、表示通り50g一袋に対し二合のお米で炊飯。50gで32.6gの糖質だと、微妙に白米50gで糖質38.3gより少ない気がしないでもないけど、炊きあがりの糖質ではあまり差がないみたいなので、ざっくり今までの白ごはんと同じ83gいただくことにしました。
画像がありませんが、茶碗半分の量です。もち麦ごはん特有のプチプチとした食感は、この私でも咀嚼回数が増えていいですね!(食物繊維補給のために糖質制限前にお世話になりました)押し麦の麦ごはんより匂いも気にならず食べやすいと思います。
血糖値測定実験結果(mg/dl)
空腹時血糖 | 83 | (以下空腹時との差) |
30分後 | 82 | (-1) え?間違ったと思ってもう一度計測→87 |
60分後 | 149 | (+66) |
90分後 | 161 | (+78) |
120分後 | 122 | (+39) |
180分後 | 100 | (+17) |
まとめ
はい。グラフで比べれば白いご飯との違いと共通点は歴然ですね。アミロペクチンなるものを分解するのに時間がかかったのか、上がり始めは遅いものの結局同じ血糖値まで急上昇!
残念ながら、グルコーススパイクを回避するという当初の目的には合致しません。
白いご飯だろうが、麦ご飯だろうが私には大きな違いが無いという結果に相成りました。(30分値計った時には、そこはかとない光明が見えた気がしたましたが、(乂`ェ´*)ダメ!でした。ビェ──・゚・(。>д<。)・゚・──ン!!)
(過去の実験の再掲)