フリースタイルリブレをつかってみた

FreeStyleリブレのある生活が始まって約10日。リブレ内のデータもたまってきて、ようやくそれっぽいグラフが作成されたのでご報告いたします。

フリースタイル リブレ

最初は気になってしょうがないセンサー貼り付け部分でしたが、1週間を超えたあたりからその存在を忘れてしまうほどになっていました。人間の慣れって凄い。

リブレ装着初日のグラフ

初日のグラフの睡眠中の数字は、見事なまでに真っ赤っか。

2017-3-19

これは装着後、すぐに初期化したために出た信頼性の欠ける数字と思われます。この数字だと私夜中に昏倒してることになっちゃいますもんね。

証拠にSMBGで測った数字との比較。

記念すべき初計測
装着後半日時点での誤差

体感としてもSMBGの数字のほうが正しい感じだったので、皆様くれぐれもセンサーを装着したら半日から一日おいてから初期化してください。

前半の数字は横に置いておいて、朝食からの上下動は、あえて糖質制限を始める前に食べていたような食事になるように意識してみたものです。

2017-3-19朝食前

ようやくセンサーの数字が安定してきたところで朝食 9:30。

2017-3-19 朝食

頂き物の高級食パン約100gと生クリーム+食物繊維入りコーヒー。糖質およそ50g。

2017-3-19 朝食後ピーク

ピークは90分後 SMBGのほうが50も高く表示されています。

下がりきる前に昼食になりました。

2017-3-19 昼食

ご飯130gに味噌汁とローストしたシシ肉100gくらい。糖質およそ60g。

この日は何度もSMBGで計測していますが、上がり始めのタイミングも下がり始めのタイミングもSMBGのほうが早い感じでした。ピークの数字もSMBGのほうが高かったです。

2017-3-19 夕食

外食。糖質70g位だと思います。(多分。)

2017-3-19 デザート

調子に乗ってミニパフェまで食べた!

2017-3-19 夕食後

糖尿病判定の目安となる『75g経口ブドウ糖負荷試験』を受けるに当たって、試験前の3日間は糖質180g摂取することが条件の一つになっていて、糖質制限をしている人が負荷試験を受けると実際よりも高く血糖値が出てしまうらしいのです。(実際酷い結果が出た)

今回いい機会なので、その3日間の180g糖負荷をかけてみようかと思っていたのですが、胃もたれするわ、全身だるいわ、めまいがするような血糖値が出て心臓に悪いわなので、1日で挫折しました。

リブレ装着後2日目のグラフ

普段通りの糖質制限に戻した2日目のグラフがこちらです。

2017-3-20

ああ、なんて心穏やかに過ごせた一日でしょう。あまりにも穏やかで計測する回数が著しく減少。

(HbA1cの数字が下がりきれない要因として考えられる)危惧していた早朝や夜間の高血糖や低血糖などもないようです。

じゃ、なんでHbA1cが下がらないのかについては、いづれこの結果をもっていって主治医と相談することにして。

リブレ装着後5日目のグラフ

2017-3-24

この日のデータが現時点の最高峰!

夕食は外食で、糖質制限始めてから初めての回転寿司に行きました。寿司5皿に、厚焼き玉子(甘め)、あさりのバター焼き、軟骨の唐揚げという、比較的少な目の量に抑えたつもりですが、やはり大変な血糖値が出てしまいましたね。寿司危険。

リブレ装着してみての感想

最初はどうしても違和感を感じて、気になってしまったし、頻繁にかざして測定していましたが、かざさなくても血糖値の変動が8時間分は自動で測定してくれるという安心感はありますね。

私の場合、糖質制限を守った日常生活を送る限り、血糖値は模範的なグラフを描くことがわかりました。

逆にあまりにも安定し過ぎて面白くないので、この機会にと思って普段は食べないものにも色々調子に乗って挑戦して、胃に猛抗議されています。明らかにヤバそうなものは血糖値が180を超えるとともに、激しく胃もたれすることが確定しました。

SMBGとの誤差は、0~±50という大きなものがありましたが、私の場合投薬なども(基本的には)していないので、大まかな血糖変動が穿刺せずに24時間管理できるというのはすごく良かったと思います。

でもコストから考えると、私はこの2週間の装着だけで充分かなと思いました。

久しぶりに食べた危険な食べ物たちは、もう食べてもそんなに幸せにならなくなっていましたし、胃が受け付けなくなってるし、自分の許容量も把握できたので、そうそうハメを外さないで済むと思いますし。(むしろ装着しているが故に無茶している・・・)

この『FreeStyleリブレ』は、やはり糖質制限を行っていない血糖コントロール不良の糖尿病患者さんにこそ装着してもらって、いかに糖質を摂取することで自分の身体に負担をかけているかを実感していただきたいなと思いました。